受傷315日後 サギ湿潤療法医の「脅し」と口車
2010年 02月 26日
今日の写真
右手はやはり相変わらずです。随分飽きてきました。
先月小さな火傷をした左手はすっかり治っています。(1月のページを参照して下さい)
ちょっと痕が気にならないレベルで残っていますがこれも消えていきます。
今月は先月特集した<サギ湿潤療法>の医師についてもう少し書いてみます。
先日の知恵袋での回答例です。
<火傷 湿潤療法を希望したところ、医者に『軟膏塗ってガーゼしてるから湿潤...>
と言う質問がありました。
もちろん私は、私のブログの先月のページをリンクさせ、
それは湿潤療法ではない事を伝えましたが、その後うまく医師に丸め込まれたようです。
湿潤療法を始めて知った人は誰もが最初は半信半疑です。
だからありもしないデメリットを説明されればそちらの方に納得してしまいがちです。
ちなみにどのようなデメリットを言われたかは容易に想像が付きます。
「湿潤療法はとても簡単に火傷が治ると巷では言われていますが
感染症を一度起こすと、患部を閉鎖しているため治まらず火傷がどんどん悪化してしまいます。
私たちはそうやって失敗してこちらに受診された方をたくさん知っています。」
といったような大ウソを言えば、患者はビビッてしまって、
素直に「とても痛いガーゼ治療」を受けてしまう事になります。
(これは私の最初の担当医師にも言われました。)
この場合、1歳の娘さんが患者ですが、医師も親も自分は痛くはないですし、
泣いて痛がる気持ちを判ってあげられません。私はその痛さを経験で知っていますが…。
ちょっと調べれば判る事なのですが、湿潤療法で失敗して悪化した情報などは、
どこを探しても出てきません。もちろん本当にそんな事があれば、隠し通す事は不可能です。
どちらかと言えば、ヤブ湿潤療法の医師の情報量の方が圧倒的に多いです。
この質問者さんが、ガーゼを剥がす時に泣き叫ぶわが子を「これでいいのだ」と抑えつけて
貼り替える今の治療に少しでも疑問を持って、新しい質問を立ててくれると良いのですがね。
湿潤療法の病院の医師たちは、どれだけ子供を泣かさなかったかを競い合ってるくらいなのに。
湿潤療法と従来の治療をどっちも行っている医師を「ケース・バイ・ケース」と
言わずにサギ・ヤブ・似非湿潤療法と呼ぶのですよ。
またこの質問にはもう一人面白い回答者が回答を入れています。
この回答者は、以前に一度私の回答に意見をして来ています。
<今朝起きると片足の側面に低温やけどが!...>
なぜこのような意見をしてくるのかは考えれば判ります。
私の回答が気に入らないのです。
なぜ気に入らないかも容易に想像が付きます。
自分が湿潤療法を行っていない、つまり知らないからなのです。
基本的に私に意見が言いたくて回答を入れ始めたのも判ります。
ちなみに私の回答の内容は全て夏井先生のサイトに書いてある事ばかりで、
自分の推測などを入れた物は一つもありません。
湿潤療法が気に入らなければ夏井先生のサイトのBBSにでも投稿すればよいのです。
ちゃんと取り上げて頂けますし、他の医師からも優しいアドバイスが頂ける筈です。
知恵袋のような匿名で素性も判らない者同士がやり取りする世界で、
責任問題を提起してくる「トンチンカン」なところなど、
湿潤療法が普及してきて本当に焦っているのがありありと判ります。
そして彼らの様な者が次の新しいサギ湿潤医師となって行くのです。
本当に増えつつあるので気をつけましょう。
また現在、湿潤療法の名前でこのような軟膏厚塗り+ガーゼ治療を受けている場合は、
早急な純粋な湿潤療法を行っている病院への転院をお勧めします。